WebMCPとMCP-Bの違いを知り、導入方法を選ぶ

WebMCPはブラウザの標準実装を目指す方式、MCP-Bは互換レイヤーです。まず違いを整理します。

ブラウザ標準のWebMCPと、拡張機能・ブリッジを使う互換手段の比較
標準APIの対応状況と、互換手段に必要な追加の仕組みを区別して確認します。図を大きく見る(新しいタブ)
位置づけは変わる可能性があります

WebMCPは草案、MCP-Bは互換手段です。どちらも開発が続いており、 この比較は2026年9月時点の理解に基づきます。

要点まとめ

  • WebMCPは、Chromeなどブラウザがネイティブに提供する経路。サイトはHTMLとJSだけで対応できる
  • MCP-Bは、拡張機能やブリッジ経由でMCP互換性を補う方式。追加の依存が発生する
  • 初期の導入では、ブラウザ標準のWebMCPを先に検討する

2つの方式の違い

観点WebMCP (標準)MCP-B (互換手段)
提供経路ブラウザネイティブのdocument.modelContext拡張機能・bridgeライブラリ
依存ブラウザの対応状況のみ追加パッケージとその更新
権限の境界表示中のページと同等実装方式によって変わる
未対応環境通常UIにフォールバックbridgeが動けば補完される
標準化W3C CGで草案を議論中プロジェクト固有の実装

採用判断の基準

webmcp.jpの方針では、MCP-Bを初期依存にしません。次の条件が揃った場合だけ、 任意の比較対象として追加を検討します。

  • 標準のWebMCPだけでは解けない利用例が実際に見つかっている
  • bridgeの追加依存を継続してメンテナンスできる体制がある
  • 権限の境界が、自サイトのセキュリティ方針と整合する
  • 未対応環境でのフォールバック挙動を自社で確認している

両立させる構成

両方を試す場合も、ツールの定義(名前・説明・Schema・execute)は1箇所にまとめます。 登録経路だけを差し替えられる構成にしておくと、標準化の進展に合わせて移行しやすくなります。

// ツール定義は1つ。経路だけを分ける
const tool = { name: "search_menu", /* ... */ };

// 標準経路
await document.modelContext.registerTool(tool);

// MCP-B経路は、必要性を確認できた場合だけ追加検討する
// await mcpBBridge.registerTool(tool);
次の行動

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